当社の従来のVPNサービス「おうちワークBOX」は、既存のネットワーク環境（ルータ機器、サービスプロバイダ等）を変更する事なく、提供する専用デバイス（vBOX機器）を社内LAN側に設置するだけでVPN接続サービスを利用が可能なサービスですが、このような背景に対して今までの利便性はそのままに、大幅な機能拡張を行った「オフィスワークBOX」を開発しました。以下に特徴を記載します。

「オフィスワークBOX」は、テレワーク環境の全てのインターネットトラフィックを会社側に流すことができるため、会社に設置されたルータやUTMからインターネットに出ることができます（オフィスブレイクアウト機能） そのため、会社の統一したセキュリティ基準をテレワークユーザに適用することが可能となります。 またテレワーク環境から会社のインターネット回線を使って出ることができるため、会社のグローバルIPアドレスでセキュリティ制限をされているような外部サイト（SaaS等）へのアクセスが可能になります。

「オフィスワークBOX」に接続する際のセキュリティトンネル（VPN）の暗号化機能も強化されており、AES256Bit超の長い暗号鍵を使用し、ユーザ単位で異なる複数の証明書が完全一致しないと接続できないようになっています。 これに加え、ユーザID/パスワードの2段階認証を併用して行うことで、現存するあらゆるVPN/SD-WAN/SASEサービスの中でも、最も複雑なセキュリティ実装を行っています。

以下がユーザあたりの認証情報の例です。

「オフィスワークBOX」はWebベースの管理ポータルを搭載しており、管理者の方が、利用者向けのVPN証明書の発行や利用停止を即座にできるメンテナンス機能を持つため、お客様側で自社のスタッフの入退社時や部署移動、外部の取引先との一時的な共同作業などの等の際に柔軟に対応する事ができます。 また利用者のVPNの接続状況の確認や、アクセスログの取得にも対応しているため、利用状況を把握することも可能になります。

以下が管理ポータル画面の例です。