昨今のクラウド市場拡大にともない、オフィスやデータセンターに構築されたオンプレミス環境をクラウド環境へ移行するクラウドリフトや、クラウド環境を利用して新しくシステムを構築するクラウドシフトを検討する企業が増えており、今後もこのような流れは加速されていくと予想されています。 

一方で、当面の間、既存のオフィスや工場のLANやデータセンター設備も残り続けることが予想されるため、このオンプレミス環境とクラウド環境間でデータをやりとりするという需要も同時に高まっております。

 しかしながら、オンプレミス環境とクラウドを接続するためには、ネットワークやクラウドの専門知識を持つエンジニアによる設計や構築作業などが必要となり、実現へのハードルはそれなりに存在しておりました。 

「AWS接続BOX」は、クラウド市場で最大のシェアを持つアマゾンウェブサービス（以下、AWS)への接続を行う専用アプライアンスBOXになります。オンプレミス既存のNW機器（ルータやUTM）の配下に設置して動作するように設計されております。

 「AWS接続BOX」はAWSのTransit GatewayにVPNで接続されるようデザインされており、AWSが生成する設定ファイル（コンフィグファイル）をインポートすることで、AWSに完全に準拠したIPSecによる暗号トンネルおよび、BGPによる経路制御に対応します。 IPSec鍵交換メカニズムにIKEv2、IPSec暗号化方式に256ビットAESに対応しており、最新の強固なセキュリティ技術を実装しております。